焼き芋、皮までおいしく!! ヤラピンって?

お芋は、十芋十色

よっしーのお芋屋さん。の焼き芋は、皮ごと食べておいしくなるように、心を込めて焼いています。
お芋の種類や熟成度合いによって、同じ焼き方でも全く違った焼き上がりになります。また、同じ品種のお芋でも産地・農家さん・畑によって、できるお芋は様々です。
そんな個性豊かなさつまいもたちを、それぞれに合った焼き方で、それぞれのお芋を最もおいしく食べてもらえる状態でご提供できるように、日々オーブンとにらめっこしています。
皮の厚み・風味、水分量や甘み…など色々な要素のバランスを大事に仕上げます。

「皮も食べられるんですか!?」

「当店のお芋は皮ごと召し上がれます。」とお伝えすると、お客様に驚かれることも少なくありません。
 当店のお芋は、そのほとんどを農家さんから直接送っていただいています。地元の駒ケ根市、千葉県、茨城県、神奈川県、静岡県、石川県、徳島県、島根県、北は北海道、南は鹿児島・種子島、どちらの農家さんにも直接お会いしてさつまいもづくりへの思いを伺い、どんな風に作られているか見させていただいています。土づくりから収穫・保管の状況まで、安心安全はもちろん確認済みです。

加えて、焼く前に時間をかけて下処理をします。土付きのまま届いたお芋を、お店で一つ一つタワシで丁寧に洗い、ヒゲ根や小さな傷のかさぶたのような硬い部分など口に入ったときに違和感になるものをナイフで取り除きます。焼き方も、お芋によってはアルミホイルをまいたり、焼き時間などを調整して、皮ごと食べてちょうどよくなるように仕上げます。

さつまいも特有の成分「ヤラピン」

 皮ごと食べていただきたいのには、食味以外にも理由があります。それが「ヤラピン」です。
 さつまいもを切ったときに切り口から出てくる白い液体に含まれる栄養成分で、これはさつまいもの葉や茎にも含まれています。ヤラピンは腸の蠕動運動を助け、食物繊維との相乗効果でお通じを良くする働きがあります。
 さつまいもの切り口を見てみると、皮の内側をぐるっと1周するように白い液体、ヤラピンが多めに出てきているのがわかると思います。
 皮やその近くに多く含まれる「ヤラピン」もしっかり摂っていただきたい、それが皮ごと食べていただきたいもう一つの理由です。また意外かもしれませんが、イモ類の中でもさつまいもにはカルシウムも多く、特に皮には肉質部のおよそ5倍の濃度で含まれるため、皮ごと食べることでカルシウムの供給源にもなります。ビタミンA・C、カリウム、マグネシウム、食物繊維などが豊富なことはよく耳にするかもしれませんが、皮ごと食べることでより効率よく多くの栄養素を摂取できます。

美味しいのが1番

皮ごと食べていただきたい理由は、栄養面でメリットが大きいこともありますが、1番は皮ごと食べた方が美味しいから。おいしくて体にも嬉しい「焼き芋で笑顔に」なっていただけたら嬉しいです。
お客様それぞれにお好みもあるかと思いますが、「普段、皮は食べない」という方も1度、皮ごと食べる焼き芋をお試しいただければ幸いです。

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