夏の焼き芋も、いいことたくさん!!

焼き芋は秋冬の食べ物、と思っていませんか?
確かに、シーズンの新芋は秋頃から出回りますし、さつまいもは寒さが苦手で、冬の気温が低いところでは長期の保管も設備がないと難しくなるため、年明け前に全て出荷するという農家さんもいらっしゃいます。そして、俳句の世界でも「甘藷」(さつまいも)は秋、「焼薯」(焼き芋)は冬の季語です。
でもやはり、夏の焼き芋もいいことがたくさんあるのです。そのいいこととは何なのか、お伝えしていきます。

甘みやねっとり感、トロトロ感が強い

品種などにもよりますが、春から夏の時期のお芋は収穫から長期間熟成された状態のため、焼いたときに、より甘みが強かったり、ねっとり感や蜜感が強かったりします。特にしっとり系の焼き芋がお好きな方には春以降のお芋はおすすめです。
ただ、お芋の品種や保管の状況によってはあまり長期間おいておくことで逆に味が落ちてしまったり、傷んでしまったりするので、全部のさつまいもが当てはまるわけではありません。よっしーのお芋屋さん。では、それぞれのお芋の状態が良い時に焼いたお芋をご提供しています。(同じ生産者さんの同じ品種のお芋でも、年によって熟成の進み方などが違ったりもするので日々研究・勉強しながら焼いています。)

冷蔵の焼き芋。紅あずまなのにトロトロな状態です。

砂糖不使用なのに、アイスクリームやシャーベットのような感覚で楽しめる

前述したように甘みが強く蜜感が強いお芋が多いので、冷凍しても割と短時間で解凍することができます。
解凍の度合いで食感も変わってきます。まだ少し硬いくらいのタイミングで召しがると、シャリシャリとシャーベットのような食感で楽しめ、完全に解凍するとアイスクリームのようなクリーミーな食感で楽しめます。
もちろんさつまいもを焼くだけの焼き芋なので、お砂糖などは一切使わない自然の甘さです。
暑い夏に、冷たい焼き芋、もちろん温めていただいても。楽しみ方の幅が広がります。

冷やすことで糖質が吸収されにくくなり、体にも嬉しい

焼き芋は冷やすことで暑い時期にも楽しめるスイーツです。
そして焼き芋は冷やして食べると温かいものを食べた時より太りにくくなります。
それはさつまいもに「レジスタントスターチ」という成分が含まれるからです。「健康な人の腸で消化されないでんぷん及びでんぷん分解物」と定義されているこの成分は、糖質の一種であるでんぷん(スターチ)なのに、消化されず(レジスタント)食物繊維と同じような働きをすることで注目されており、
・体内で消化吸収されない
・血糖値の上昇を抑える
・血中コレステロール値を抑える
といった食物繊維と同じような特性を持っています。
レジスタントスターチは一度加熱した後、冷やすことで消化されにくい構造になるので、冷やしたものの方がレジスタントスターチの量が多くなります。
つまり、冷やした焼き芋は、体のことを気にする方にとってもちょうどいい夏のスイーツになるんです。

夏も、冷やして焼き芋をどうぞ!!

寒い時期に食べるイメージの強い焼き芋ですが、夏に冷たく冷やして食べる焼き芋にもいいことがたくさんあります。
夏のスイーツにもぜひ、冷やし焼き芋を選んでみてくださいね。

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